イギリス主要エンタメ系メディア（2025年版）

1. BBC Culture

画像引用元：BBC Culture

• 月間PV数：約1,500万（Cultureセクション）※Kartz調べ
  
• ジャンル：映画・アート・音楽・演劇・文学
  
• 特徴：英国公共放送BBCによる文化専門のセクション。批評性とジャーナリズムの質が高く、国際的な読者にも対応。特に映画と文学レビュー、特集記事が好評。 

2. The Guardian – Culture

画像引用元：The Guardian – Culture

• 月間PV数：約1,200万（Culture系セクション合算）※Kartz調べ
  
• ジャンル：映画・音楽・TV・アート
  
• 特徴：英国左派系メディアの代表格。カルチャーセクションでは、映画・音楽における鋭い評論と社会的視点からの特集記事に強み。グローバルな芸術動向に敏感で、欧米圏向けのPRに活用価値が高い。 

3. NME

画像引用元：NME

• 月間PV数：約900万※Kartz調べ
  
• ジャンル：音楽・映画・ポップカルチャー
  
• 特徴：1952年創刊の音楽誌がオンラインに特化し若返りに成功。インディーズ音楽やUKカルチャーに強く、音楽フェス、アーティストインタビュー、映画レビューも充実。米国のエンタメ系メディアとは異なる、独自の道で高いに人気を誇っている。 

4. Digital Spy

画像引用元：Digital Spy

• 月間PV数：約850万※Kartz調べ
  
• ジャンル：TVドラマ・リアリティショー・映画・ゲーム
  
• 特徴：大衆エンタメに特化したニュース＆レビューサイト。NetflixやBBC、ITVの番組動向をリアルタイムに伝える点で国内外ファンに浸透。ユーザー同士が意見交換できる「DS Forum」で、エンタメに関する活発な議論が行われているのが特徴。若年層中心。 

5. Radio Times

画像引用元：RadioTimes

• 月間PV数：約700万※Kartz調べ
  
• ジャンル：TV番組・映画・ラジオ
  
• 特徴：TV、ラジオ、ストリーミングサービスなどの番組ガイド誌としての知られるメディア。ドラマレビューやキャストインタビューなども展開。英国民のテレビなどのメディア視聴行動と密接な関係を持つ情報源。 

 

その他注目メディア

• Empire Online（https://www.empireonline.com）
  映画に特価した専門メディア。ハリウッド大作からインディペンデント系まで幅広く扱い、映像作品の深堀りに最適。
  
• Evening Standard – Culture（https://www.standard.co.uk/culture）
  ロンドン発の夕刊紙。文化面では、舞台芸術や映画レビューを中心にエンタメ情報を取り上げている。都市部のプロモーションに適しています。
  
• Time Out London（https://www.timeout.com/london）
  日本でも知られる、ライフスタイル情報サイト。映画・演劇・イベント告知に強く、都市型のプロモーションとの親和性が高い。 

イギリス・エンタメメディアの潮流（2025年）

◆ TVとストリーミングの融合

BBCやNetflix作品に関する記事が同列に扱われるなど、旧来メディアと配信プラットフォームの境界が曖昧に。Digital Spyのような媒体がその変化を加速している。

◆ 音楽レビュー文化の復権

NMEやThe Guardianのミュージックレビューでは、アルバムやライブのレビュー記事の価値が再評価され、音楽批評が“文化”として扱われる傾向が強まっている傾向にある。

◆ 社会性とエンタメの融合

LGBTQ+、移民、ジェンダー問題などを主題とするエンタメ作品が増え、それに伴って記事もテーマ性を重視。PRとしての「社会的背景」の訴求が鍵。

 

まとめ

イギリスのエンターテインメントメディアは、歴史と革新が交差する独自の土壌の上に成り立っています。メディア特性を把握したうえで、作品やサービスの個性に合った露出先を選ぶことが、英国および英語圏への効果的な広報展開の第一歩です。

今後は、伝統ある批評文化とSNS主導の即時性をどのように組み合わせるかが、PR戦略上の鍵となるでしょう。

 

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