COLUMN海外メディア戦略コラム

世界の最新テック事情

新型コロナウイルスの拡大により、世界中がこれまでとは異なる生活を強いられることになりました。しかしながらそれらを逆手にとり、新しいアイデアで顧客の心をつかんだ企業も多くあります。

本記事では、2021年にアメリカで注目を浴びたテクノロジーやIT、スタートアップなどの最新事情を紹介します。これから日本でもブームになることが十分に考えられます。しっかりとチェックしておきましょう。

評価額10Bを突破した注目のアプリ「Notion」

画像引用元:Notion

はじめに紹介するのは、アメリカで利用者数を急速に伸ばしているアプリ「Notion」です。Notionはドキュメントの作成やTODO管理、情報の整理整頓・共有などがすべて網羅できるアプリです。多様な範囲を網羅しているのも関わらず、1つ1つの機能が非常に高性能で、私生活からビジネスまで幅広く利用可能。アメリカではとりあえずNotionをダウンロードしておけば間違いないと言われるほどの人気アプリです。

Notionは2021年にさらに利用者拡大に成功し、評価額はなんと100億ドルを突破。現在は利用者数を2,000万人に伸ばし、その人気は衰えるところを知りません。

アメリカで人気のNotionですが、実は2021年10月に日本語のベータ版リリースを発表しました。これにより日本国内でも快適にNotionが使えるになると考えられています。アメリカで人気のNotionをいち早く利用しておくことで、他の企業から一歩リードできるかもしれません。要チェックのアプリです。

 

Amazonがスマート冷蔵庫の開発を開始!

 

IoT(もののインターネット)化が急速に進むと言われつつもなかなか目立った変化が見られない中、あの大企業がIoT事業に乗り出しました。Amazonがスマート冷蔵庫の開発を開始したのです。

これまで商業用のスマート冷蔵庫はいくつかリリースされていましたが、今回のスマート冷蔵庫は家庭用の冷蔵庫になるとのこと。冷蔵庫内の物品をテクノロジーやカメラを活用して自動で認識し、在庫が切れそうな物品を認識したり、賞味期限が切れそうな食材を自動で抽出したりできるようになる予定です。

これまで人の手で確認していた作業が自動でできるようになるとあって大きな注目が集まっています。これから開発に着手するという段階ではあるものの、大企業の新しいIoTに関する取り組みに大きな注目が集まっています。

 

TikTokがショッピング機能を導入!新たなTikTokフィーバーの予感

コロナ禍でその存在感をさらに強めたTikTokがショッピング機能を導入することになりました。TikTokは動画で商品やサービスの紹介ができることに加え、拡散力がすさまじいことからインフルエンサーにとって必須のSNSとして定着しています。しかしながらTikTokインフルエンサーが商品を販売するためには別のプラットフォームに移動する必要がありました。

今回TikTokはShopifyと連携し、商品をTikTok内で購入できる仕組みを構築。ショッピング機能導入を受け、視聴者はTikTokから離れずに商品購入ができることから、TikTok上でのショッピングがさらに活性化すると考えられているのです。

SNSを活用して商品やサービスを販売したいと考えている方は、今のうちにTikTokアカウントを作成し、アカウント運用を始めた方がいいかもしれませんね。

 

有名人ビデオメッセージサービス「Cameo」に電話機能が!

画像引用元:Cameo

コロナ禍による巣ごもり需要で注目を集めたスタートアップが「Cameo」です。Cameoでは一般人が芸能人や有名人にショートムービーを依頼できるサービスです。誕生日に好きな芸能人からビデオメッセージが届くなど、サプライズにも効果的なことから人気が高まりました。

このCameoにおいてなんと電話機能が搭載されるとのこと。ショートムービーでも画期的だったにも関わらず、直接電話ができる機能が搭載されたのであればファンはたまりません。同様のサービスが日本でリリースされれば流行るかもしれませんね。新しいアイデアでコロナ禍を盛り上げているCameoの今後の動向も気になります。

 

最短10分でお届け!増えるグローサリー配送スタートアップ

最後に紹介するのがコロナ禍で需要が急増した配送サービスです。フードデリバリーはアメリカに問わず世界各地で大きな需要を獲得していますが、アメリカにおいては食料品の配送サービスが急速に進んでいます。

日本においても食料品の翌日配送などは以前から行われていましたが、アメリカのグローセリー配送サービスは何と依頼から10分で届けてくれるとのこと。配送サービスの問題点の1つに宅配時間に家にいなければいけないことで予定を立てづらいことが挙げられますが、依頼から10分で届けてくれるのであれば予定を気にせずに使えそうです。今後、配送サービスがより充実するにつれ、生活様式が大きく変化しそうですね。

 

終わりに

日本で話題になるアプリやテクノロジーは、アメリカで注目を集めた後に導入されることが多いことから、上記で紹介したアプリやテクノロジー、新機能などは今後日本で話題になる可能性が高いと考えてよいでしょう。

他の企業と差をつけるには事前に情報を獲得し、うまく波に乗ることが重要です。もし上記で紹介した中で気になるアプリやテクノロジー、スタートアップがあればぜひ調べてみてください。

弊社では世界の最新事情を積極的に発信しております。ぜひまた覗いてみてくださいね。

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