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世界で日本食ブーム!?世界の日本食事情

2021年に開催された東京オリンピック・パラリンピックは、新型コロナウイルスの拡大のため、選手たちは指定されたエリアから出られないという厳しい制限が課せられました。では選手たちは日本を楽しめなかったのかといえば・・・実は選手村のレストランで日本食を楽しみ、SNSに投稿する選手たちが続出しました。

例えば、オーストラリアのテニスプレイヤー「Daria Gavrilova」選手は、選手村のレストランの様子をTikTokに投稿。170万を超えるいいねを獲得しています。また、アメリカのラグビープレイヤー「Ilona Maher」選手も食事の様子をTikTokに投稿し、和食を絶賛しています。

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東京オリンピック・パラリンピック2020がきっかけで日本食の魅力が世界に広まったことは確かですが、実はこれ以前にも、日本食は世界でブームとなっています。味もよく、健康にもよい日本食を好む人々が世界で急拡大しているのです。

 

アメリカやヨーロッパでブームとなっている日本食を大紹介

では、アメリカやヨーロッパでは、どのような日本食がブームとなっているのでしょうか?各国でブームになっている日本食事情について調査しました。

 

イギリスでカツカレーブーム

イギリスでブームとなっているのはなんとカツカレー。実はイギリスはインドとのつながりが深いことから、イギリス国内にインドカレーを楽しめるレストランは多くあります。しかし、現在、イギリスでブームとなっているのは日本式のカツカレーとのこと。

 

カツカレーの火付け役となったのは、Wagamamaというアジア食のチェーンレストラン。ラーメンやどんぶりなど、さまざまな日本食を販売していますが、中でも人気なのはカツカレー。カツがご飯の下に敷かれているという日本とは少し雰囲気が異なるカツカレーですが、見栄えのインパクトは十分です。

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イギリスのカツカレー人気は留まることを知らず、マクドナルドのカツカレーチキンナゲット、味の素のカツカレー餃子、日清食品のカツカレーカップヌードルとさまざまな商品が販売されているとのことです。

 

フランスのすしブームは一段落?

ヨーロッパの中でも最大のすし消費国として知られるのがフランスです。フランス人のすし好きは有名で、すでに10年以上前から、フランスのすしレストランには多くのファンが詰めかけています。

しかし、すしの人気が拡大するあまり、今ではスーパーで手軽に買える日本食へと変貌。わざわざ寿司レストランにいかずとも、スーパーで安くおいしいおすしを食べられるようになっているのは、日本と近いかもしれません。

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また、コロナ禍のフランス人に、外出制限中に食べたかったものを聞いたところ、すしが見事にランクインしていたとのこと。フランスではすしはそれぐらい、知名度も人気も高い食べものとなっているようです。

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フランスではすしのブームは一段落しているとはいえ、可能性は秘めています。というのも、すしレストランのオーナーは中国人であることが多いからです。本場のすしを極めた日本人が最高級のすしを提供できれば、フランスでフィーバーする可能性も十分にあるでしょう。

 

ドイツのミュンヘンで注目を集めたのは・・・おむすび!?

ドイツでは、首都ベルリンを中心に多くの日本食レストランがあり、すしからラーメン、どんぶり、焼き肉など、さまざまな日本食が楽しめます。

そんなドイツで話題となったのが、ミュンヘンで一人の日本人が立ち上げた日本食のお店でした。そんれはなんと・・・おにぎり!

アニメのイラストが描かれたキッチンカーに乗り、おにぎりを初めとした和食を提供する「Oh!Musubi」は、さまざまなエリアで移動販売を行うことで口コミが広まり、人気が急上昇したのだとか。ミュンヘンでは日本食の値段が上昇しているため、手頃な値段で本格的な和食が食べられるというのもブームに火をつけた理由のようです。

 

アイデアによって人気急上昇を果たしたOh!Musubiの戦略には学べることも多そうですね。

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イタリアではパスタの代わりにラーメン?イタリア流のラーメンとは?

世界3大料理の1つに数えられるイタリア料理を有するイタリアにおいても、日本食がブームになっているとのこと。日本食の人気が高まったのは、2015年に開催されたミラノ万博だったといいます。日本食を提供する日本パビリオンは連日の大行列で、これをきっかけにイタリアに日本食レストランが次々にオープンしました。

しかしながら、イタリアの日本食はイタリア人好みにローカライズされている点がおもしろいところ。まず、店内のイメージは日本のラーメン屋をイメージさせる造りではなく、まるで高級イタリアレストランに来たかのような洗練された店構えになっています。

また、ニンニクや香辛料を大量に使ったパンチのあるラーメンではなく、無添加やカロリーオフといった健康面にも配慮したラーメンが人気とのこと。

 

ラーメンをイタリア人向けにローカライズしたレストランが成功しているというのは、海外でお店を出店もしくはPRする上で欠かせない戦略ですね。

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日本食レストランが溢れるアメリカでブームとなっているのは・・・?

最後に紹介するのはアメリカです。容易に想像ができると思いますが、アメリカでは日本食レストランはすでに大量にあり、値段はそれなりにするものの、すしやラーメンはどこででも食べられるようになりつつあります。

アメリカでの日本食ブームはすでに過ぎ去ったと思うかもしれませんが、実は今、アメリカではあるテーマのもとで日本食がブームになっています。それは「健康」です。

アメリカ人の健康への意識は昨今非常に高まっており、食事に配慮するアメリカ人も増えています。そのようなアメリカ人に対し、低脂肪、低塩分な日本食がウケているのです。中でも人気なのは豆腐やうどん、そばなどの健康によいとされる食材を使った料理。アメリカで健康ブームが続く限り、日本食人気はまだまだ続きそうです。

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おわりに

ヨーロッパやアメリカにおいて、日本食がブーム、もしくは生活に浸透しつつあることがお分かりいただけたと思います。日本食や和食は世界で高く評価されており、今後も人気が続くだろうと考えられます。この日本食ブームにのり、世界進出を果たすのもよいかもしれません。

また、それぞれの国が異なるブームを経験していることからもお分かりの通り、海外マーケティングを成功させるには、それぞれの国に対するローカライズを図る必要があります。弊社では豊富な海外PRをもとに、海外マーケティングを成功させるサポートを行っています。もし海外進出に興味がありましたら、お気軽にお問い合わせください。

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