COLUMN 海外メディア戦略コラム

最新の動画ストリーミングサービス(アメリカ篇)

コロナによる巣ごもり需要もあり大きな注目を集めている動画配信サービスですが、アメリカではNetflixやhulu以外にも、さまざまな特徴を持つ動画配信サービスがリリースされていることをご存じでしょうか?

本記事では、アメリカの代表的な動画配信サービス5選と、注目の動画配信サービス3選を紹介します。

アメリカの代表的な動画配信サービス5選

はじめに、アメリカの代表的な動画配信サービス5選を紹介します。この5つの動画配信サービスは、日本国内でも利用ができるため、耳にしたことがあるひとも多いと思います。

Netflix

まず紹介するのが、世界でもっとも人気と言っても過言ではない動画配信サービスである「Netflix」です。現在190以上の国で利用でき、30を超える言語に対応しています。利用者数は2億人を突破し、業績も好調。動画配信サービスの王者ともいえる存在です。

世界の映画やドラマ、バラエティー、アニメなどが定額料金で見放題、Netflixオリジナル作品も多く配信しており、動画配信数において他社のサービスを圧倒しています。

一方で、最近では新規の登録者数が伸び悩んでいるという声も聞かれていますので、今後の戦略にも注目したいところです。

Hulu

「Hulu」も同様に、アメリカで人気の高い動画配信サービスです。大量の動画が毎月5.99ドルという定額料金にて見放題になります。動画の本数はNetflixに劣りますが、Disney+と提携した特別プランを設けており、複数のディズニー動画をみれるようにすることで差別化を図っています。

Huluは2011年に日本にも進出しましたが、2014年からは日本テレビが事業を引き継いでおり、アメリカと日本のサービス内容は大きく異なります。

Amazon Prime Video

「Amazon Prime Video」は、アマゾンが展開する定額制の動画配信サービスです。Huluと同額の5.99ドルで動画が見放題になります。動画配信自体は上記の主要動画配信サービスと大差はないのですが、Amazonが運営しているサービスということでAmazonユーザー、Amazonファンの取り込みに成功しているようです。

最近では、動画のダウンロード容量を少なくできる「データセービング」機能を対応機種にてスタートさせています。テクノロジーの進化とともに、今後どのような新機能が加えられるかにも注目が集まります。

Disney+

「Disney+」は、2019年から米国でスタートしたディズニーが運営する動画配信サービスです。ディズニー、ピクサー、マーベル、スターウォーズ、ナショナルジオグラフィックのディズニーが所有する5ブランド動画が見放題になります。また買収した20世紀フォックススタジオ作品群を「STAR」ブランドとして先日より追加しています。

ディズニーの動画が見られる動画配信サービスは少ないため、子どもにディズニーを見せたい家庭などはDisney+を積極的に利用しています。多くの動画を配信するのではなく、ブランド力の高い動画を配信することで他社との差別化を図っています。

Apple TV+

「Apple TV+」は、アップル社が提供している動画配信サービスです。アメリカ国民の多くがアップルが動画配信サービスを開始することを心待ちにしていましたが、2019年についに実現。アップルファンを大いに喜ばせました。

アメリカでは現在、月額4.99ドルを支払うことで対応動画を視聴することができます。Apple TV+限定のオリジナルシリーズも配信されており、ほかの動画配信サービスでは楽しめない作品が多くラインナップされています。

また、アップル社はApple TV+と同時にビデオアグリゲーションサービスであるApple TV Channelもスタートさせており、追加の月額料金を支払うことで、視聴できる動画を増やすことができます。

動画配信サービスに力を入れ始めたアップルの今後にも注目が集まります。

アメリカで注目の動画配信サービス3選

上記で紹介した5つは、日本でもなじみがある動画配信サービスだと思います。ここからは、日本ではあまりなじみのない、アメリカで注目の動画配信サービスを紹介します。

将来的には日本にも進出してくる可能性がありますので、今のうちにチェックしておきましょう。

HBO Max

アメリカ以外の国でサービスを提供する動画配信サービスが多い中で、現在アメリカ国内でのみサービスを提供しているのが「HBO Max」です。HBO Maxは、2020年5月に配信を開始した比較的新しい動画配信サービスで、AT&T傘下のワーナーメディアによって運営されています。

ワーナーメディアは非常に大きな派閥を持つメディアで、ワーナーブラザーズ/NEW LINE CINEMA/HBOなどの映画やドラマ制作会社の作品を配信するとともに、HBO Maxのみで視聴できるオリジナル作品も制作。

また、2020年の終わりには劇場公開と同時にオンデマンド配信も行うという「ハイブリッド配信モデル」を発表したことで大きな注目を集めました。2021年/米国のみで、既に「トムとジェリー」や「ゴジラVSコング」などが上映され、成功を納めています。2021年後半には「マトリックス4(仮)」などの上映・配信が予定されており、子今後が注目されるところです。

日本では、ハイブリット展開はおこなわず、動画配信サイトU-Nextにて独占配信コンテンツ提供が決まっています。2021年後半には海外展開も予定されており、その動向を世界が注目している動画配信サービスです。

Paramount+

「Paramount+」は、アメリカのバイアコムCBS傘下のテレビ局であるパラマウント・ネットワークが運営する動画配信サービスです。2021年2月までは「CBS All Access」という名前で提供されていました。

Paramount+の最大の特徴は「新作映画が非常に早く見れる」こと。人気の映画は配信されるまでに数年かかることが一般的ですが、Paramont+では1年以内に配信されることが多く、映画好きから高い評価を獲得しています。

また、子供向け番組にも力をいれており、アメリカ国内のキッズアニメや、ヨーロッパの人気アニメなどを豊富に提供しています。

他の動画配信とは少し異なる戦略で人気を獲得しつつあるParamount+の今後に注目が集まります。

Criterion Channel

「Criterion Channel」は、LDの時代から30年以上にも渡り世界中の名作映画を高品質パッケージで提供してきたBD/DVDメーカー「クライテリオン」社によって運営されている動画配信/テレビサービスです。

Criterion Channelの特徴は、歴史的な名作が非常に多く配信されていることと、シリーズではなく、監督や俳優、ジャンル、テーマなどによって分類された映画を楽しめることです。

たとえば、お気に入りの映画監督がいたとすれば、その監督が制作した映画作品を簡単に見つけ出し、視聴することができます。

月額10.99ドル、もしくは年間99.99ドルと少し高めの料金設定ですが、14日間の無料体験もあるため、気軽にトライアルができるのもうれしいところ。まさに映画ファンのために作られた動画配信サービスで、アメリカにおいて注目度が高まっています。

 

終わりに

今回は、アメリカで人気の動画配信サービス5選と、注目の動画配信サービス3選を紹介しました。5Gの活用が本格化しており、今後動画に対する需要はますます高まると考えられます。

アメリカで人気を動画配信サービスを調べることで、世界の動向や次にヒットするサービスを確認できます。ぜひ世界、そしてアメリカの情報にも注目するようにしてくださいね。

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