インドネシアは、世界最大の島嶼国家として多様な観光資源を有し、近年では政府主導の観光振興策により、国際的な観光地としての地位を高めています。2024年には、世界経済フォーラムの「旅行・観光開発指数（TTDI）」で世界22位、ASEAN内で2位にランクインするなど、注目度が増しています。 indonesia.go.id+4kemenparekraf.go.id+4traveltext.id+4

このような背景のもと、インドネシア国内のトラベル系Webメディアも活況を呈しており、旅行者や観光業界関係者にとって重要な情報源となっています。以下に、宿泊・航空などの予約機能のOTA（Online Travel Agency）を主としない、情報発信型Webメディアに限定して、2025年時点でアクセス数の多いメディアをピックアップし、ご紹介します。

 

1. IDN Times Travel

画像引用元：IDN Times Travel
月間PV数：推定2,000万PV【Kartz調べ】
概要：インドネシアの若年層向けメディア「IDN Times」の旅行カテゴリ。国内外のおすすめ観光地、グルメ、旅のヒントを発信。
特徴：SNSと連動した若者向けコンテンツ。短くテンポの良い記事が中心。
読者層：ミレニアル世代・Z世代の国内旅行者を中心とするインドネシア人。

 

2. Travel Kompas 

画像引用元：Travel Kompas
月間PV数：推定約2,500万PV超【Kartz調べ】
概要：インドネシアの国内有力新聞「Kompas」の旅行カテゴリー。文化遺産や地域の祭事、ローカル体験などに強い。
特徴：ジャーナリズムの視点を持った旅行ガイド・観光ニュースが充実。
読者層：中堅層以上の教養層。国内旅行や地域文化に興味を持つ読者。

3. Tripadvisor Indonesia

画像引用元：Tripadvisor Indonesia
月間PV数：約1,086,000PV【Kartz調べ】
概要：世界最大級の旅行レビューサイトのインドネシア版。観光地、ホテル、レストランなどの評価情報が豊富。
特徴：ユーザー投稿型レビューによる信頼性と、ランキング機能が旅行計画に大きく貢献。
読者層：旅行前に比較・調査を行う個人旅行者。特に30～50代の家族層・カップル層に人気。

 

4. Phinemo.com

画像引用元：Phinemo.com
月間PV数：約20万PV【Kartz調べ】
概要：アウトドア・自然体験に特化したインドネシアのトラベル系メディア。国内外の登山、エコツーリズム、村落体験などを扱う。
特徴：エコ志向・スローライフ志向の旅行コンテンツに強く、独自の切り口が支持されている。
読者層：20〜40代のアクティブ派・サステナブル旅行志向ユーザー。

5. Backpacker Jakarta

画像引用元：Backpacker Jakarta
月間PV数：SNS連動型のためWeb単体PVは非公開（Instagramフォロワー約50万人）【Kartz調べ】
概要：インドネシア国内のバックパッカー・コミュニティが運営する情報サイト兼SNSプラットフォーム。
特徴：旅程や費用の実例、コミュニティによる口コミ共有が中心。Web記事よりSNS発信が中心。
読者層：節約型旅行ユーザー、学生、若手社会人。

 

総括

インドネシアのトラベル系Webメディアは、OTAを中心に多様なサービスを展開しており、旅行者のニーズに応じた情報提供が行われています。特に、価格重視の旅行者向けのサイトや、レビューを重視する個人旅行者向けのサイトなど、ターゲット層に合わせた特徴が見られます。今後も、デジタル化の進展とともに、これらのメディアの重要性はさらに高まっていくことでしょう。

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