COLUMN海外メディア戦略コラム
あれからどうなった?世界のトラベル系YouTuberのその後を大紹介
2020年12月に紹介した世界のトラベル系ユーチューバーたちですが、コロナが予想以上に長く続いている現在にあって、今、どうしているのでしょうか?2020年に注目を集めたトラベル系YouTuberたちの動向を見ることは、トレンドをどのように考えるかという点において非常に重要です。
本記事では、以前紹介した世界のトラベル系YouTuberのその後の動向について紹介します。
FUN FOR LOUIS
画像引用元:FUN FOR LOUIS
世界各国を旅しながら、その国や地域の食や文化を配信してきたLouis氏はコロナの影響を大きく受けたトラベル系YouTuberの1人です。世界への旅ができなくなったことに加え、コロナ禍での動画アップロードは自粛せざるを得ず、動画の更新が止まっていた時期もあります。
しかし現在、ある場所に場所を移し、おもしろおかしなテーマのもとで動画アップロードを再開。場所はアメリカのロサンゼルス郊外。キャンピングカーならぬスクールバスを根城にし、その生活の様子をアップロードし始めました。
動画再生回数も上昇の気配を見せており、このプロジェクトがうまくいけば、また人気トラベル系YouTuberに返り咲けそうです。
コロナ禍でも諦めず、新しいアイデアを生み出すLouis氏に脱帽です。
チャンネル登録者数 | 動画アップロード数 | |
2020年12月 | 約198万人 | 1,845本 |
2021年7月 | 約200万人 | 1,861本(16本増) |
YouTube動画の月間視聴数の変化
VAGABROTHERS
画像引用元:VAGABROTHERS
世界中を冒険し、簡単には行けないような秘境を紹介することで有名なMarko氏とAlex氏のYouTubeチャンネルは、2020年12月から動画が一切アップロードされていない状況です。
では2人は、冒険をやめてしまったのでしょうか?いえ、そうではないようです。YouTubeのアップロードは止まっていますが、2人がイギリスに滞在している様子がInstagramで紹介されています。
コメント欄には、「あなたたちのYouTubeが恋しい」「最高の旅行チャンネルだ」などのコメントが寄せられています。今後2人のYouTube復帰はあるのかどうかに注目が集まります。
チャンネル登録者数 | 動画アップロード数 | |
2020年12月 | 約105万人 | 428本 |
2021年7月 | 約110万人 | 428本(変化なし) |
YouTube動画の月間視聴数の変化
WOLTERS WORLD
画像引用元:WOLTERS WORLD
コロナの中にあっても順調に動画アップロード数を伸ばし、安定した人気を誇っているのが「Wolters World」です。このチャンネルは実際のトラベル映像だけでなく、旅行で役立つチップスを紹介するというスタイルを取っているため、コロナ禍でも着実に動画をアップロードし、チャンネル登録者数を増やしてきました。
蓄積された旅行関連知識を紹介するコンセプトのため、コロナによる外出制限の中でも大きな被害を受けずに継続できているチャンネルです。危機回避を考えた上でも、1つではなく2つ以上の得意分野を持つことは大切かもしれませんね。
チャンネル登録者数 | 動画アップロード数 | |
2020年12月 | 約70万人 | 1,908本 |
2021年7月 | 約77万人 | 2,021本(113本増) |
YouTube動画の月間視聴数の変化
Mark Wiens(以前の紹介時からチャンネル名が変更)
画像引用元:Mark Wiens
続いて紹介するのが、タイ出身のストリートフードYouTuberであるMark氏です。YouTubeのチャンネル名を変更し、現在でも活動を続けています。多くの動画が再生回数100万回を超えるなど、その人気は健在です。
ピークであった2020年中盤と比べると視聴回数は減ってきているものの、まだまだ好調を維持しています。視聴者たちも食欲には勝てないようで、ついついMark氏の動画を見てしまうのかもしれません。今後もさらなる活躍に期待したいところです。
チャンネル登録者数 | 動画アップロード数 | |
2020年12月 | 約700万人 | 1,108本 |
2021年7月 | 約782万人 | 1,160本(52本増) |
YouTube動画の月間視聴数の変化
Eight Miles from Home
画像引用元:Eight Miles from Home
最後に紹介するのはイギリスからフィリピンへ家族で移り住んだ様子を紹介している「Eight Miles from Home」です。移住先で生じるさまざまな出来事を面白おかしく紹介しているチャンネルで、かわいい子どもたちがたくさん登場することから熱心なファンも多く、安定した視聴回数を獲得しています。
視聴回数のグラフを見ても、コロナをきっかけに大成功を収めたことがよくわかります。チャンスをしっかりと獲得すること、またいつでも安定して動画をアップロードできる環境を持つことの重要性がわかる事例です。
チャンネル登録者数 | 動画アップロード数 | |
2020年12月 | 約18万人 | 1380本 |
2021年7月 | 約20万人 | 1533本(153本増) |
YouTube動画の月間視聴数の変化
その他のトラベル系YouTuberは?
以前紹介した他のトラベル系YouTuberたちの多くは、動画のアップロード更新をやめてしまったようです。コロナ禍で旅行自体が制限される中、安全面や困難さを考慮し、一端中断という判断をとったのかもしれません。
もし他のYouTuberの様子を知りたければ、直接YouTubeページを覗いてみてくださいね。
以前紹介したトラベル系YouTuberの記事はこちら
終わりに
今回は、2020年に紹介したトラベル系YouTuberたちが2021年に入りどうしているのかについて調査しました。
やり方を変えて続けているトラベル系YouTuberもいれば、すでにアップロード更新をやめてしまったトラベル系YouTuberも多くいます。
また、コロナ禍でもアップロードできるネタやアイデアを持っているYouTuberは、継続して動画をアップし、さらなる人気を獲得している印象です。
トレンドに乗ることは非常に重要ですが、トレンドは影響力が強い反面、落ちるときには一気に落ちます。波に乗りながらも、危機回避や複数の柱を持つことが重要であることを教えてくれる事例ではないでしょうか。
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