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【2021年版】北米のesports最新事情!esportイベントはどうなった?

以前の記事において新型コロナウイルスの拡大が続く北米におけるesportsの事情について紹介しましたが、約1年立った今、esportsの事情はどのように変化しているのでしょうか?

本記事では北米のesports最新情報として、esports大会の現状や2021年に人気のesportsゲームタイトル、esportsに関連した動きなどについて紹介します。

北米最大級のesportsイベント「EVO」の2021年はどうなった?

全米最大級のesportsイベントである「EVO 2020」は、拡大するコロナを理由に中止の対応がとられました。では2021年にはどうなったのでしょうか?

「EVO 2021」は、ファンからの強い要望も受け実施されました。しかしながら開催形式は「オンライン」。2週にわたり、土日を活用したオンラインイベントとして開催されました(2021年8月6・7日、14・15日に開催)。ワクチン接種済の割合が増えてきたアメリカですが、esportsイベントのオフライン開催はまだまだ難しかったというのが現状のようです。

しかしながら、2022年のEVOは、すでにラスベガスでのオフライン開催が予定されています(2022年8月5~7日)。ゲーマーたちが待ちに待ったEVOのオフラインイベントが本当に開催できるのかどうかに注目が集まっています。

 

ゲーマーを熱狂させているesportsタイトルは?アメリカのesports専門サイトが発表

北米でのesportsイベントのオフライン開催は見送られる一方、esports自体は新しい参入者を獲得し、規模を順調に拡大しています(詳しくは以前の記事をご覧下さい)。

では、現在はどのようなesportsが人気なのでしょうか?アメリカのeスポーツサイトが、2021年4~6月における人気パソコンゲームのランキングを発表しています(参考)。

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Tier 1(Tierとは階層などを意味する言葉です。Tier1が最も人気のゲーム群です)

1位 League of Legends

2位 Counter-Strike: Global Offensive

3位 Dota 2

4位 Call of Duty Warzone

5位 VALORANT

 

Tier 2

6位 Fortnite

7位 RainbowSix Siege

8位 Rocket League

9位 Apex Legends

10位 Call of Duty Black Ops Cold War

11位 Overwatch

12位 World of Warcraft

13位 PLAYERUNKNOWN’S BATTLEGROUNDS

 

Tier 3

14位 FIFA 21

15位 HearthStone

 

基本的にはこれまでとほぼ同様のタイトルが上位を独占するという状況です。一点気になるのが、今回第5位に入った「VALORANT」が人気を集めていること。VALORANTは2020年にリリースされた比較的新しいゲームであることから、今後ますます注目度を高めていく可能性もあるでしょう。注目したいタイトルの1つです。

 

アメリカのプロゲーマーの稼ぎは世界一!?

続いて、esportsによる獲得賞金額について見ていきます。世界のesportsプレイヤーの獲得賞金額などをまとめたサイト「Esports Earnings」によれば、最も多くの賞金を獲得している国はアメリカです。カナダも8位に入っています。

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ただし、アメリカの場合は、プレイヤー数が他国と比べて非常に多い点にも考慮する必要があります。esportsで稼げているプレイヤーもいれば、あまり稼げていないプレイヤーもいるというのが現状でしょうか。

 

アメリカで稼ぎの多いesportsのタイトルは?

アメリカでトップレベルの稼ぎを生み出しているゲーマーたちが行っているゲームは、主にフォートナイト、ドータ2、コール オブ デューティの3つです。esports大会の賞金だけで100万ドルを超えているプレイヤーが15名いるなど、夢のある職業ともいえます。

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esportsはアメリカ社会に浸透するか?

世界で最も多いesportsプレイヤーを抱え、世界最大の稼ぎをたたき出しているアメリカ。アメリカではesportsを拡大する動きが強く、esportsを支えるさまざまな施策が行われています。

 

例えば、アメリカの法科大学であるSouthern University Law Centerでは、esports関連企業と連携をとりながら、学生がesports分野で活躍できるようなカリキュラム作りや必要な施設開発に取り組むと発表しました。また、Southern New Hampshire Universityは大学にesportsアリーナを設営し、大学内で本格的なesportsを実施できる仕組みを作り上げました。

 

esportsに対する評価はさまざまであるものの、アメリカ国内での主要なビジネス分野の1つとして、esportsが定着しつつあることは間違いないでしょう。

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アメリカのesportsはまだまだという意見も

これまで見てきたように、アメリカにおけるesportsはますます発展しています。しかしながら、esportsの人気が高まる一方で、アメリカの制度等が対応しきれていないなどの指摘もあります。

 

たとえば、グローバルスポーツに関する調査等を行う「Global Sport Matters」は、アメリカのesportsプレイヤーが世界的に大きな影響力を持つ反面、文化、インフラ、財政の面でまだまだ改善すべきことが多くあることを指摘しています。

 

esportsはこれからさらなる発展が期待される分野であることからも、アメリカもどのようにesportsを取り扱うかについて検討している段階ともいえます。アメリカがesportsに対してどのような対応を図るのか、今後の最新情報にも注目したいところです。

 

終わりに

本記事では、コロナ禍でも大きな成功を収めている産業の1つであるesportsに関する北米の最新情報について紹介しました。アメリカは2022年のesportsイベントオフライン開催に向けて準備を始めています。また、国としてもesportsへのサポートを着実に進めています。esports業界は今後も世界の注目市場となると予想されています。ぜひ世界の最新ニュースを得ながら、戦略を練れるように準備を進めてくださいね。

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