COLUMN海外メディア戦略コラム
おさえておきたいトピック ~世界の祝祭日~
日本にも、いろいろな祝祭日がありますが、世界にもいろいろな祝祭日があります。世界にはいろいろな出来事によって制定された祝祭日があり、制定された内容を確認するとおもしろい発見もあります。プレリリース配信をする上で世界の文化やその国の状況を把握しているのは大事なため、世界各国でどのような祝祭日があるのか、有名なものから少しマニアックなものまで、国の名前と特徴を紹介しましょう。
アメリカ New year 1月
New yearは日本だけではなく、どの国でも行われている祝祭日です。その中でも、特に有名なのはニューヨークのNew yearです。ニューヨークのタイムズスクエアでは、特定の場所に集まって年越しイベントのような形で催しが行われ、花火が上がったり大きな声が聞こえたりして、街全体が楽しそうにはしゃいでいます。
また、恋人や夫婦の場合はキスしたり抱擁したりもします。他の国でも同じようなことが行われることもあるようですが、日本の三ヶ日やおせちなどとは違った文化と言えるでしょう。新しい一年の始まりということもあり、New yearのときの行動はそれぞれの文化や背景に応じてお祝いされると認識しておきましょう。
アメリカ独立記念日 7月4日
日本にはない祝祭日として、独立記念日があります。世界各国では独立して国家になった日を記念日としており、カレンダーでは休日とされます。世界の中でも有名な独立記念日はアメリカです。1977年にアメリカが独立宣言を公布したことで毎年7月4日が祝祭日です。
英語ではIndependent(インデペンデンス)とも言われており、独立記念日の1週間は全米が祝日としてお祝いします。有名なのが、ワシントンDCやボストンなどで行われる打ち上げ花火や屋外コンサートです。
有名な歌手が歌を披露してくれるため、今ではアメリカの独立記念日も1つの観光として世界各地から多くの人が訪れます。個人や家庭で見ると、バーベキューやピクニックをして家族や友人とゆっくり過ごすことが多いようです。4日間は休みになることから、アメリカではこの時期を利用して旅行に行く人も多いようです。
インド ホーリー祭 3月
インドやネパールではホーリー祭と言われるものがあり、ヒンドゥー教が起源となっている祭りです。由来は元々悪鬼を追い払うために泥や汚物を投げつけたのが始まりになります。大体3月(インド暦の第11月の満月の日)くらいから始まり、2日間に渡って行われるようです。祭りの前週から繁華街には色粉や水鉄砲を販売する露天が増えて、人々は多くの色粉を購入します。
そして、当日になると、他の宗派に対する無礼も無くなることから、地域の人たち全員で参加することができるようです。初日は日没から始まって、男女のグループに分かれて歌を歌い、2日目に泥水や色水の掛け合いを始めます。色塗りが終わった後は顔や体全体に色が付けられるようです。ホーリー祭りはインドでは有名な祭りなので覚えておくと良いでしょう。
中国 春節 1月~
中国では1月から2ごろにかけて、春節が大きな祝祭日になります。春節の起源は紀元前1600年の年末年始に神様や先祖を祀ること、豊作を祈願する行事が元になっているようです。時期も旧暦を使用しているので毎年日付が変更されます。そのため、春節は暦を確認しなくてはならず、2023年の場合は1月22日から始まり、日本国内のニュースでも数多く報道され話題になっています。
春節になるとたくさんの赤い提灯や獅子舞などが踊ったり、爆竹を鳴らしたりして盛大にお祝いします。赤色は「福を招く」とされるため、家の入り口には縁起の良い言葉である春聯(しゅんれん)と呼ばれる赤い紙や赤い提灯を飾り、街全体が赤色が目立つようになるようです。
また、春節では大晦日から水餃子を食べることが多いですが、これは元宝と言われる、お金に似た形状に似ていることから「金運に恵まれますように」という願いを込めているようです。また、春節は中国だけでなく、台湾やベトナム、韓国、マレーシア、シンガポールなどもお祝いする伝統があるため、この時期は大型連休となります。
フィリピン エドゥサ革命の日 2月22日~25日
フィリピンではエドゥサ革命と言われる祝祭日があります。これは、1986年にフィリピン軍改革派将校でクーデターが発生し、マルコス政権に抗議する100万の軍隊がエドゥサ通りに集まりました。マルコス政権は1970年代に独裁権が強くなり、有力者はフィリピンから逃亡する状況など、かなり政治が混乱していました。
そこで、反マルコス派がエドゥサに押し寄せて、マルコス夫妻はアメリカに逃亡し、政権が交代することになります。非暴力でアジアの民主化を実現した形になったため、フィリピン国内では大切な記念日となっているようです。フィリピンでは主に「ピープルパワー革命」とも呼ばれているようです。
世界の祝祭日まとめ
多くの国では、いろいろな祝祭日があり、それぞれ起源や発端となった理由があります。世界の祝祭日は他にもいろいろあります。おもしろい発見もあるため、ぜひ好きな国の祝祭日について調査してみてください。勿論、プレスリリース配信の際には意識と注意を忘れずに!
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