COLUMN 海外メディア戦略コラム

世界のソーシャルメディア情報【北米編】

世界では、ソーシャルメディアのビジネスへの利用が拡大しています。下記の図は、アメリカでソーシャルメディアをマーケティングに利用している企業の割合を示した図です。7年前から、すでに90%近い割合の企業がソーシャルメディアを活用してマーケティングを行っているのです。まずは、世界ではソーシャルメディアマーケティング、SNSマーケティングはあたり前のマーケティング戦略であることを認識する必要があるでしょう。

そこで本記事では、北米(アメリカ、カナダ)のソーシャルメディア事情と、注目のソーシャルメディアについて紹介します。

アメリカにおけるソーシャルメディアのマーケティング利用の割合(Statistaより)

 

アメリカ・カナダのインターネットおよびソーシャルメディア事情まとめ

アメリカ・カナダのインターネットおよびソーシャルメディア事情についてまとめました。参考までに日本のデータも追加しました。

 

※データは、Global Digital Report 2019(we are social)を利用しています。

 

アメリカ

表 アメリカのインターネットおよびソーシャルメディア事情

人口 3億2790万人
インターネットユーザー数 3億1230万人
ソーシャルメディアの利用者数 2億3000万人
1日のインターネット利用時間 6時間31分
1日のソーシャルメディア利用時間 2時間4分
インターネットユーザーの

平均ソーシャルメディアアカウント数

7.1個
ソーシャルメディアビジネス利用割合 14%

 

表 アメリカで利用されているソーシャルメディア

順位 ソーシャルメディア名 利用割合
1 YouTube 82%
2 Facebook 80%
3 Facebook Messenger 57%
4 Instagram 51%
5 Twitter 42%
6 Pinterest 36%
7 Snapchat 31%
8 LinkedIn 28%

 

アメリカにおいては、アメリカ発のソーシャルメディアであるYouTubeとFacebookが他のSNSを引き離し、80%を超える高い割合で利用されています。また、興味深い点としては、6位のPinterest、7位のSnapchat、8位のLinkdinとアジア圏では登場しなかったソーシャルメディアが挙がってきている点でしょう(この3つのソーシャルメディアについては、記事の後半で紹介します)。

 

 

カナダ

表 カナダのインターネットおよびソーシャルメディア事情

人口 3712万人
インターネットユーザー数 3384万人
ソーシャルメディアの利用者数 2500万人
1日のインターネット利用時間 5時間51分
1日のソーシャルメディア利用時間 1時間47分
インターネットユーザーの

平均ソーシャルメディアアカウント数

6.8個
ソーシャルメディアビジネス利用割合 14%

 

表 カナダで利用されているソーシャルメディア

順位 ソーシャルメディア名 利用割合
1 YouTube 84%
2 Facebook 80%
3 Facebook Messenger 60%
4 Instagram 48%
5 Twitter 37%
6 Pinterest 33%
7 LinkedIn 29%
8 Snapchat 28%

 

カナダにおけるインターネットおよびソーシャルメディア利用状況は、上記で紹介したアメリカとほぼ同じという結果になりました。北米をターゲットにグローバルマーケティングを進める場合、活用するソーシャルメディアは基本的にはアメリカと同様のものを利用できると考えてよいでしょう。

 

 

日本

表 日本のインターネットおよびソーシャルメディア事情

人口 1億2700万人
インターネットユーザー数 1億1890万人
ソーシャルメディアの利用者数 7800万人
1日のインターネット利用時間 3時間45分
1日のソーシャルメディア利用時間 36分
インターネットユーザーの

平均ソーシャルメディアアカウント数

3.7個
ソーシャルメディアビジネス利用割合 6.1%

 

表 日本で利用されているソーシャルメディア

順位 ソーシャルメディア名 利用割合
1 YouTube 75%
2 Line 67%
3 Twitter 49%
4 Facebook 36%
5 Instagram 33%
6 Ameblo 22%
7 Facebook Messenger 11%
8 Skype 8%

 

 

北米で人気のソーシャルメディア3選

アメリカ・カナダ共に、6~8位にランクインした3つのソーシャルメディア「Pinterest」「Snapchat」「LinkedIn」について紹介します。

 

Pinterest

「Pinterest」は、サンフランシスコに拠点を置く「Pinterest Inc.」が運営する画像収集に焦点を当てたソーシャルメディアです。「Pinterest」が北米で人気を博している理由として、他のソーシャルメディアは、過去や現在の出来事を共有することに焦点が当てられている一方で、「Pinterest」は「未来」に焦点が当てられたソーシャルメディアであることが挙げられます。「Pinterest」は「画像のブックマーク」ともいわれており、通常のブックマークは登録サイトのURLがタイトル名ベースで保存される一方で、「Pinterest」では画像ベースで保存されます。自分の未来に大きな影響を与えうるソーシャルメディアとして認知され、他のソーシャルメディアとは異なるタイプのソーシャルメディアとして利用者を増やしています。2010年にサービスを開始後、2019年には上場を果たして波に乗る「Pinterest」の今後の動きにも注目したいところです。

 

参考ページ

 

 

Snapchat

北米の若者の間でブームとなっているのが、写真や動画の共有SNSである「Snapchat」です。「Snapchat」には、共有された写真や動画が10秒で消えてしまうという独自の機能が備わっており、集中して見なければ投稿された写真や動画が今後見られなくなるというドキドキわくわく感が若者の間で大流行しました。ソーシャルメディアに写真や動画を投稿するのはハードルが高いなと感じる人であっても、「Snapchat」であれば投稿した動画が残ることがないために気軽に投稿できることも人気の秘密です。この独自の機能が高く評価され多くの有名人が参入したことから、一躍人気ソーシャルメディアの仲間入りを果たしました。また、画像や動画が消えていくという効果は、逆に画像や動画のインパクトを強めることにもなり、ビジネスへの利用も活発に行われている点は特に注目したいところです。日本でも少しずつ利用者が増えてきている「Snapchat」も、今後に期待が高まるソーシャルメディアといえるでしょう。

 

 

LinkedIn

「LinkedIn」は、世界最大級の「ビジネス」特化型SNSです。最近では各ソーシャルメディアにビジネスアカウントが多く参入していますが、プライベートとビジネスが混同する多くのソーシャルメディアは、ユーザーにとって利用しにくいという問題も含んでいました。そんな中、ビジネスに特化したSNSである「LinkedIn」の人気が世界で急上昇。ビジネスの情報を拡散したい利用者と、ビジネスの情報を得たい利用者の関係がマッチし、昨今ではビジネスマンの必須SNSに成長しています。「LinkedIn」を利用することで、企業の担当者と直接商談を行うこともでき、仕事のスピードも著しく向上。また、求人広告のプラットフォームとしても注目を集めており、ある企業では、新規採用者のほとんどが「LinkedIn」経由ともいわれています。今後もビジネス分野での需要がますます高まると予想される「LinkedIn」も要チェックです。

 

 

終わりに

欧米で人気のソーシャルメディアは、同地域でサービス開始後に世界で注目を浴び、日本でも徐々に人気が高まるというのが一般的です。しかし、日本で人気が高まってきた際には、すでに多くの企業が参入しており、苦戦をすることもしばしば。グローバルマーケティングに携わるのであれば、世界の最新ソーシャルメディア事情にも精通しておく必要があるでしょう。本コラムでは、世界の最新ソーシャルメディア事情についても定期的に配信していきますので、ぜひ頻繁にサイトをチェックしていただければと思います。

※本原稿は2020年1月に作成・配信したものに一部加筆修正して掲載しております。

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