COLUMN 海外メディア戦略コラム

コロナを活用したキャンペーン 第2弾

コロナの影響で倒産や経営危機に追い込まれた会社が日々報道されています。特にオンライン化にいち早く対応できなかった企業は、大きな打撃を受けているようです。

コロナによって世界中の生活様式が大きく変化する中、企業は顧客のニーズを先読みし、適切な戦略を実行する必要があります。しかしながら、具体的にどのようにすればよいのか、お悩みの企業も多いことでしょう。

そこで本記事では、コロナに対抗するために特徴的なキャンペーンを実施した企業の事例を紹介します。成功例の中から、あなたのビジネスにぴったり合った方法が見つかるかもしれません。

 

1.コロナ流行に被せたGuinnessの特集動画が市民から高評価

https://www.youtube.com/watch?v=GWVW5p62sO8

ヨーロッパでもコロナが流行しはじめた3月、アイルランドでビールの製造を手がけるGunness社は、印象的な動画を公表することにより、企業と商品イメージの向上に成功しました。

コロナによる影響で外出制限が続くヨーロッパでは、ビールの消費も減少するのでは予想できました。そこでGuinnessは、3月17日の「セント・パトリック・デー」に向けたギネスビールの動画を、3月13日にYouTubeにアップロードしました。

動画には、セント・パトリック・デーとギネスビールがともに歩んできた歴史が刻まれており、感動的かつ高揚感を与える動画構成に多くのヨーロッパ人が注目。SNSを通じて広く拡散され、ヨーロッパやアメリカで大きな話題となりました。さらには、1人のフリーランサーが投稿したギネスビールとステイホームを結びつける画像(下記)が話題を呼び、家庭でギネスビールを飲む人たちが増加したのです。

 

コロナによる売上減少の危機を、動画による力で見事に反転させた印象的な事例です。

 

2.クラフトビールを製造するBrewDogが、不足する消毒液を寄付

https://www.youtube.com/watch?v=opby98MN5yo&feature=emb_logo

クラフトビールの製造を手がけるイギリスのBrewDog社は、コロナによって手指消毒液が不足している現状を受け、大量の消毒液を作り、イギリスでコロナと戦う人々に無料で提供しました。

YouTubeやSNSを活用した積極的な広報活動により、BrewDog社の慈善活動の認知度は急速に広がりました。消毒液を真に必要とする人に届けることができたとともに、この活動に刺激を受けた顧客から高い評価を獲得しました。

創設者であるJamesWy​​attが語った「自分たちにできることを、できる限りするだけです」というコメントにも多くの共感の声が上がりました。ブランドイメージを大きく向上させたことは言うまでもありません。

どの企業も苦境に陥る中、あえて困っている人たちに目を向けることで、多くのファンの獲得に成功したすばらしい事例と言えます。

 

3.利用者減を防ぐために動画制作に尽力したFairmont Banff Springs Hotel

https://www.youtube.com/watch?v=sPrExfUch7M&feature=emb_logo

コロナの影響で大きな打撃を受けた業界の1つがホテル業界です。カナダの「Fairmont Banff Springs Hotel」もそのうちの1つで、コロナによって客足が途絶えがちに。そこでスタッフたちは、余った時間を利用し、顧客を獲得するためのビデオ制作に取りかかりました。

素敵な佇まいのホテル内を、1人の男性がミュージカル調に動き回ります。ホテルのおしゃれな内装がよくわかる作りになっており、動画の最後には、「あなたに会うことが待ちきれません」のメッセージ。ホテルをよく知る人からは、ホテルへの再訪を強く望む声が多く上がりました。

残念ながらコロナウイルスの脅威は現在も進行中で、この動画がホテルのプロモーションにどれだけの効果があったのかは不明。しかし、ホテル職員たちの前向きな取り組みに拍手喝采です。

 

4.ホームステイを果敢に利用したキャンペーンで成功を収めたLego

https://www.youtube.com/watch?v=cUX0cJVhwHU&feature=emb_logo

最後に紹介するのは、子どもに大人気の玩具会社であるLego社が行ったキャンペーンです。家庭で遊べるレゴブロックは、コロナ禍のステイホームと非常に相性のよい商品です。そのため、レゴブロックの売上が好調なことは誰でも予想できるでしょう。

しかし今回注目したいのは、レゴ社が5月9日にアップロードしたキャンペーン動画です。コロナの情報が複雑化する中、Lego社は、子どもに向けた動画を、レゴブロックを効果的に活かしながら作成。子どもでもできることをわかりやすく説明することで、コロナに関する適切な対応をするように呼びかけました。

この動画を始めとしたレゴ社のキャンペーンは、レゴを使えば、コロナ禍であっても創造的な力が身につくことを顧客に伝えることにつながり、記録的な売上を達成することにつながりました。

コロナによるチャンスの波に乗るだけでなく、自分で大波を作り出すことに成功した貴重な事例と言えます。

 

終わりに

世界にはものすごい数の企業が存在しますが、キャンペーンで狙い通りに成功する企業はほんの一握りです。多くの企業が、予想通りの結果を得られずに苦戦します。

では、どのようなキャンペーンを実施すればよいかと言えば、それは時代の波やタイミングに大きく左右されます。しかし、成功したキャンペーンを詳しく分析することで、成功の法則が見えてくることもあるでしょう。

弊社では、海外マーケティングで成功した企業の多くの事例を有しています。そのため、あなたの会社にあった最適の戦略をご提案できます。もし、海外マーケティングに興味がございましたら、ぜひ弊社まで、お気軽にお問い合わせください。

 

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