COLUMN海外メディア戦略コラム

コロナ禍における世界のソーシャルキャンペーンの成功事例4選

コロナによって世界中の多くの企業が経営を悪化させる中、効果的なキャンペーンやPRを行うことにより、売上や知名度を伸ばしている企業もあります。

本記事では、コロナ禍に実施したソーシャルキャンペーンやPRで成功を収めた企業の事例4選(海外・国内)を紹介いたします。これらの事例の中から、あなたの事業に活かせるキャンペーンが見つかるかもしれませんね!

 

ではさっそく、コロナ禍におけるキャンペーンで成功、もしくは大きな注目を集めた事例4選を紹介いたします。

 

5大世界流通大手のTESCOが「Food Love Story」キャンペーンを開催

2020年にコロナが世界を襲う中、ヨーロッパも同様にコロナの拡大に巻き込まれました。ヨーロッパの複数の国はロックダウンに追い込まれ、自宅から出られない生活を送る人々が急増。そんな中、イギリスの大手小売業「TESCO」が「Food Love Story」キャンペーンを開催しました。

外出ができない分、自宅で料理をすることを推奨し「あなたの大好きな料理を愛する人にプレゼントしよう」という企画を設けました。具体的には、人々や料理が持つ異なるストーリーを、Facebook、Instagram、Twitterのいずれかを用い、タグをつけて投稿しようというものです。選ばれたものは2020年5月にテレビ放映されるとあって、多くの人々がキャンペーンに参加しました。

コロナ禍のステイホームを効果的に用いたソーシャルキャンペーンとして、ヨーロッパおよび世界で大きな注目を集めました。

 

Maltesersがコロナ禍に女性の笑顔に焦点を当てたキャンペーンを開催

画像引用元:Maltesers

コロナ禍に不安を感じていたのは働き手だけではありません。自宅で育児に励む女性たちの心理的ケアが緊急の課題となりました。

そこでイギリスのお菓子メーカーである「Maltesers」は、女性の笑顔に焦点を当てたキャンペーンを開催しました。具体的には、女性がオンラインでトークし、お互いの生活の様子を伝え合ったりお互いの笑顔を褒め合ったりし、その動画を録画します。その中から特に魅力的だったものをMaltesersのソーシャル広告として利用するというものです。

参加型のキャンペーンであったことからSNS上でも瞬く間に拡散され、また女性を応援する意図のキャンペーンでもあったことから多くの支持者を集めました。

コロナ禍における孤立を防ぎ、かつ悩める女性たちの笑顔を導いたキャンペーンとして高い評価を獲得。Maltesers社のブランド力が向上したことはいうまでもありません。

 

Nikeが屋内でトレーニングするアスリートを応援!

画像引用元:Nike

コロナ禍によってさまざまな人々が影響を受けましたが、中でも大きな影響を受けたのがアスリートたちです。外出制限や施設の利用停止だけでなく、種目によってはそのスポーツが完全に禁止される国もあったほどです。

この事態を受けて動き出したのが、世界でも有名なスポーツブランドの「Nike」です。Nikeは、コロナ禍におけるアスリートの現状を積極的に情報発信することを決定。家庭でトレーニングに打ち込むアスリートの姿を集めた動画を配信するなどの取り組みを行いました。

また、家庭でのトレーニングに役立つ各種デジタルアプリを無料で提供。さらに、さまざまなスポーツのチャレンジ企画を準備し、お互いのスキルをSNSで発信することで、自宅内であっても他者とコミュニケーションが図れるように企画しました。

コロナが収まらない中では開始できないスポーツもあるため、コロナ禍はアスリートにとって非常に苦しい状況ですが、Nikeのキャンペーンはアスリートの精神的な支えとして大きな貢献を果たしたキャンペーンとして注目を集めました。

 

ヤマハがDAZNと共同で「Remote Cheerer powered by Sound UD」を開発!

画像引用元:YAMAHA

2020年に世界で注目を集めた日本発のキャンペーンが、ヤマハとDAZNが共同で開発したリモート応援を楽しめるアプリ「Remote Cheerer powered by Sound UD」です。気になるトークルームに参加することで、同じチームを応援する他のファンとコミュニケーションを図ったり、応援機能などを使って盛り上がったりすることができます。

ヤマハがこのアプリを開発した理由は、コロナが理由というよりも、ケガや病気などのために現地での観戦が楽しめないファンにも楽しんでもらいたいという理由でした。しかし、コロナによる無観客試合が増え、スポーツ観戦を楽しめない人たちの悩みに見事にマッチ。現在では利用者を順調に増やしています。

現在は日本で知名度が増えてきているヤマハのリモート応援システムですが、実はこのシステムは世界でも非常に大きな注目を獲得していることをご存じですか?弊社でも海外向けプレスリリースのお手伝いをさせていただいたのですが、英語のプレスリリース記事に対し、非常に多くの反響がありました。

コロナ禍であっても、人々の需要にマッチした商品やサービスであれば、世界から注目を集めることができることを示した貴重な例といえるでしょう。

 

終わりに

本記事では、コロナ禍で成功したもしくは注目を集めたソーシャルキャンペーン4選を紹介いたしました。コロナで大きな打撃を受ける企業が多い中でも、キャンペーンをうまく工夫したり、需要のあるタイミングで適切な方法を用いて宣伝を行ったりすることにより、多くの企業が成功を収めています。

もし、あなたの企業の商品やサービスを世界に向けてPRしたいとお考えでしたら、ぜひ海外マーケティングの実績が豊富な弊社までお気軽にお問い合わせください。時代に合った最適な方法にて、PRのお手伝いをさせていただきます。

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