COLUMN海外メディア戦略コラム
世界のソーシャルメディア事情【欧州編】
海外をターゲットにSNSマーケティングやインフルエンサーマーケティングを成功させるには、それぞれの国に合ったマーケティング戦略を練る必要があります。そのためにも、各国のソーシャルメディア事情を熟知することは重要です。本記事では、世界のデジタル事情をまとめた
We Are Socialより、ヨーロッパ(イギリス、フランス、ドイツ、スペイン、イタリア)におけるインターネット・ソーシャルメディア事情について紹介します。
イギリスのソーシャルメディア事情
イギリスのインターネット・ソーシャルメディア事情およびイギリスで利用されているソーシャルメディアについて紹介します。
表 イギリスのインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 | 6,771万人 |
インターネットユーザー数 | 6,500万人(96%) |
ソーシャルメディアの利用者数 | 4,500万人(66%) |
1日のインターネット利用時間 | 5時間28分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 | 1時間42分 |
1日のゲーム時間 | 57分 |
平均ソーシャルメディアアカウント数 | 6.8個 |
ソーシャルメディアのビジネス利用率 | 27% |
表 イギリスで利用されているソーシャルメディア
順位 | ソーシャルメディア名 | 利用率 |
1 | YouTube | 78% |
2 | 73% | |
3 | 62% | |
4 | Messenger | 58% |
5 | 49% | |
6 | 45% | |
7 | 28% | |
8 | 25% | |
9 | Snapchat | 25% |
10 | Skype | 21% |
イギリスにおけるソーシャルメディアの特徴
イギリスは、インターネット利用率が96%と非常に高く、国民のほぼ全員がインターネットにアクセスできる状態です。イギリスで利用されているソーシャルメディアは、WhatsAppの利用率が高いことをのぞき、アメリカで人気のソーシャルメディアと類似しています。言語が英語と言うこともあり、イギリスでSNSを活用したマーケティングを実施する際には、アメリカと同様の手段が有効と考えてよいでしょう。
フランスのソーシャルメディア事情
フランスのインターネット・ソーシャルメディア事情およびフランスで利用されているソーシャルメディアについて紹介します。
表 フランスのインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 | 6,520万人 |
インターネットユーザー数 | 5,803万人(89%) |
ソーシャルメディアの利用者数 | 3,900万人(60%) |
1日のインターネット利用時間 | 5時間8分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 | 1時間42分 |
1日のゲーム時間 | 56分 |
平均ソーシャルメディアアカウント数 | 6.8個 |
ソーシャルメディアのビジネス利用率 | 26% |
表 フランスで利用されているソーシャルメディア
順位 | ソーシャルメディア名 | 利用率 |
1 | YouTube | 80% |
2 | 76% | |
3 | Messenger | 58% |
4 | 47% | |
5 | 38% | |
6 | Snapchat | 35% |
7 | 34% | |
8 | 26% | |
9 | 23% | |
10 | Skype | 21% |
フランスにおけるソーシャルメディアの特徴
フランスのソーシャルメディアは、WhatsAppの利用率が少し低めですが、イギリスと酷似しています。そのため、SNSマーケティングに活用するプラットフォームは同じものを利用すればよいのですが、最も大きな問題は母国語がフランス語という点でしょう。フランス人の中には、英語に対して苦手意識を持つ人も多く、またフランス人特有の文化もあるため、フランスに向けたSNSマーケティングをする際には、ローカライズが重要なポイントとなります。
ドイツのソーシャルメディア事情
ドイツのインターネット・ソーシャルメディア事情およびドイツで利用されているソーシャルメディアについて紹介します。
表 ドイツのインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 | 8,365万人 |
インターネットユーザー数 | 7,779万人(93%) |
ソーシャルメディアの利用者数 | 3,800万人(45%) |
1日のインターネット利用時間 | 4時間52分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 | 1時間19分 |
1日のゲーム時間 | 42分 |
平均ソーシャルメディアアカウント数 | 5.9個 |
ソーシャルメディアのビジネス利用率 | 26% |
表 ドイツで利用されているソーシャルメディア
順位 | ソーシャルメディア名 | 利用率 |
1 | 79% | |
2 | YouTube | 77% |
3 | 64% | |
4 | 43% | |
5 | Messenger | 40% |
6 | 27% | |
7 | 22% | |
8 | Skype | 19% |
9 | Snapchat | 18% |
10 | 14% |
ドイツにおけるソーシャルメディアの特徴
ヨーロッパの中で最もGDPの高いことで知られるドイツですが、ソーシャルメディアの利用割合が非常に低いという特徴を持ちます。ドイツ人全体の45%のみがソーシャルメディアを利用しており、他国と比べると非常に低い値です。
人気のソーシャルメディアも、WhatsAppが第1位だったり、ヨーロッパでも人気のビジネスSNSであるLinkedInの利用率が14%であったりするなど、ヨーロッパの中でも少し異なるソーシャルメディア事情を持つのが特徴。ドイツをターゲットにしたSNSマーケティングを行う際には、他の国とは少し異なる戦略を練る必要があるでしょう。
スペインのソーシャルメディア事情
スペインのインターネット・ソーシャルメディア事情およびスペインで利用されているソーシャルメディアについて紹介します。
表 スペインのインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 | 4,675万人 |
インターネットユーザー数 | 4,240万人(91%) |
ソーシャルメディアの利用者数 | 2,900万人(62%) |
1日のインターネット利用時間 | 5時間41分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 | 1時間51分 |
1日のゲーム時間 | 54分 |
平均ソーシャルメディアアカウント数 | 8.4個 |
ソーシャルメディアのビジネス利用率 | 35% |
表 スペインで利用されているソーシャルメディア
順位 | ソーシャルメディア名 | 利用率 |
1 | YouTube | 89% |
2 | 86% | |
3 | 79% | |
4 | 65% | |
5 | 53% | |
6 | Messenger | 45% |
7 | 35% | |
8 | 35% | |
9 | Skype | 28% |
10 | Snapchat | 21% |
スペインにおけるソーシャルメディアの特徴
利用しているソーシャルメディアの数が8.4個と、ソーシャルメディアの複数利用が特徴のスペイン。中でもYouTube、WhatsApp、Facebookの利用率が非常に高いようです。また、LinkedInの利用率も高いことから、ソーシャルメディアのビジネス利用も35%と高い数値を示します。スペインはSNSのビジネス利用が活発な国と言えますので、SNSマーケティングとは非常に相性のよい国と言えます。
イタリアのソーシャルメディア事情
イタリアのインターネット・ソーシャルメディア事情およびイタリアで利用されているソーシャルメディアについて紹介します。
表 イタリアのインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 | 6,051万人 |
インターネットユーザー数 | 4,948万人(82%) |
ソーシャルメディアの利用者数 | 3,500万人(58%) |
1日のインターネット利用時間 | 6時間 |
1日のソーシャルメディア利用時間 | 1時間57分 |
1日のゲーム時間 | 49分 |
平均ソーシャルメディアアカウント数 | 7.8個 |
ソーシャルメディアのビジネス利用率 | 31% |
表 イタリアで利用されているソーシャルメディア
順位 | ソーシャルメディア名 | 利用率 |
1 | YouTube | 88% |
2 | 83% | |
3 | 80% | |
4 | 64% | |
5 | Messenger | 57% |
6 | 34% | |
7 | 31% | |
8 | 29% | |
9 | Skype | 26% |
10 | Snapchat | 16% |
イタリアにおけるソーシャルメディアの特徴
イタリアにおいてもYouTube、WhatsApp、Facebookの3つが人気のあるソーシャルメディアです。スペインと同様に、複数のソーシャルメディアを利用する人が多く、ソーシャルメディアのビジネス利用も盛んです。SNSを活用したマーケティングは非常に効果的と言えますので、イタリア人に受け入れられるようにいかにローカライズしていくかに力を注ぐとよいでしょう。
終わりに
今回紹介したヨーロッパの5つの国では、1位から10位までの人気ソーシャルメディアがすべて同じという結果になりました。上記で紹介したソーシャルメディアのうち、上位のソーシャルメディアを効果的に活用することで、それぞれの国におけるマーケティングを効果的に進めることができるでしょう。その一方で、ヨーロッパは国ごとに言語が異なり、もちろん文化や考え方も異なります。それぞれの国に合わせたローカライズがポイントです。各国の反応を見るためにも、先ずはプレスリリースの配信をおすすめします。Global PR Wireでは、海外ジャーナリストのデータベースをもとに、エリア・ジャンルごとの効果的な配信先を独自にパッケージ化。さらにリリースしやすい低価格にこだわり、国内最安値を実現しました。シンプルな仕組みとわかりやすい料金体系で、海外PRが初めてという企業様でも、効果的なプレスリリース配信がすぐに実施可能です。海外マーケティングをお考えの企業様は、ぜひご検討ください。