COLUMN海外メディア戦略コラム
世界のソーシャルメディア情報【中華圏編】
現在SNSは、個人間のコミュニケーションだけでなく、企業の重要なマーケティング戦略としても利用される時代です。特にグローバルマーケティングでは、自社製品やサービスのことを全く知らない外国人を相手にするわけですから、グローバルサイトを作成しオーガニック検索を待つだけでは成果を得られないのは当然で、ソーシャルメディアを活用し、効果的に宣伝を行うことが重要です。そこで本記事では、【世界のソーシャルメディア事情】として、中国、台湾、香港、韓国のソーシャルメディア事情を紹介します。

インターネットおよびソーシャルメディア事情まとめ
中国・台湾・香港・韓国のインターネットおよびソーシャルメディア事情についてまとめました。参考までに日本のデータも追加しました。
※データは、Global Digital Report 2019(we are social)を利用しています。
中国
表 中国のインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 |
14億1800万人 |
インターネットユーザー数 |
8億200万人 |
ソーシャルメディアの利用者数 |
10億700万人 |
1日のインターネット利用時間 |
5時間52分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 |
1時間57分 |
インターネットユーザーの 平均ソーシャルメディアアカウント数 |
9個 |
ソーシャルメディアビジネス利用割合 |
24% |
表 中国で利用されているソーシャルメディア
順位 |
ソーシャルメディア名 |
利用割合 |
1 |
|
79% |
2 |
Baidu Tieba |
72% |
3 |
|
68% |
4 |
SINA Weibo |
60% |
5 |
Youku |
59% |
6 |
Qzone |
56% |
7 |
Tencent Weibo |
37% |
8 |
Tudou |
30% |
中国政府の情報検閲システム「グレイトファイアウォール」と呼ばれる管理により、海外の主要SNSの利用が認められていないため、中国国内では多くのSNSが独自に開発され、国内で圧倒的なシェアを獲得しています。また、その勢いは中国国内に留まらず、現在多くの国で中国発のSNSの使用が広がっています。
台湾
表 台湾のインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 |
2373万人 |
インターネットユーザー数 |
2082万人 |
ソーシャルメディアの利用者数 |
2100万人 |
1日のインターネット利用時間 |
7時間39分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 |
1時間52分 |
インターネットユーザーの 平均ソーシャルメディアアカウント数 |
8.4個 |
ソーシャルメディアビジネス利用割合 |
14% |
表 台湾で利用されているソーシャルメディア
順位 |
ソーシャルメディア名 |
利用割合 |
1 |
YouTube |
90% |
2 |
|
89% |
3 |
Line |
84% |
4 |
Facebook Messenger |
57% |
5 |
|
49% |
6 |
|
32% |
7 |
Skype |
25% |
8 |
|
24% |
台湾では、日本でも人気のLINEの普及率が、他国と比較して際立って高いのが特徴的です。人口2,400万人のうち84%に当たる1,900万人以上がLINEを使用しています。日本におけるLINEユーザーの人口比率は62.5%ですので、台湾国内におけるLINEの浸透度がうかがえます。また、他国と比較して1日のインターネットの使用時間が長いのも特徴です。
香港
表 香港のインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 |
7460万人 |
インターネットユーザー数 |
6670万人 |
ソーシャルメディアの利用者数 |
5800万人 |
1日のインターネット利用時間 |
6時間23分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 |
1時間47分 |
インターネットユーザーの 平均ソーシャルメディアアカウント数 |
8.8個 |
ソーシャルメディアビジネス利用割合 |
15% |
表 香港で利用されているソーシャルメディア
順位 |
ソーシャルメディア名 |
利用割合 |
1 |
|
85% |
2 |
YouTube |
83% |
3 |
WhatApp |
82% |
4 |
|
57% |
5 |
|
53% |
6 |
Facebook Messenger |
50% |
7 |
Line |
29% |
8 |
|
26% |
香港は中国本土と違い、インターネットの閲覧規制がないため、国内で利用されているソーシャルメディアも、世界で人気のものが多くランクインしています。Facebookの利用が多く、85%を超えています。上位を占めているのは、世界的に有名なソーシャルメディアであることも注目です。
韓国
表 韓国のインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 |
5125万人 |
インターネットユーザー数 |
4874万人 |
ソーシャルメディアの利用者数 |
4366万人 |
1日のインターネット利用時間 |
5時間14分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 |
1時間9分 |
インターネットユーザーの 平均ソーシャルメディアアカウント数 |
6.3個 |
ソーシャルメディアビジネス利用割合 |
7.7% |
表 韓国で利用されているソーシャルメディア
順位 |
ソーシャルメディア名 |
利用割合 |
1 |
KakaoTalk |
83% |
2 |
YouTube |
80% |
3 |
|
61% |
4 |
|
46% |
5 |
KakaoStory |
33% |
6 |
|
31% |
7 |
Facebook Messenger |
25% |
8 |
Line |
15% |
韓国ではKakaoTalkが最も利用されており、現在は国内外の企業がKakaoTalkを利用したプロモーションを積極的に行っています。人口に対して60%程度の人しかソーシャルメディアを使用しない日本と比較して、85%以上の人がソーシャルメディアを使用しています。
日本
表 日本のインターネットおよびソーシャルメディア事情
人口 |
1億2700万人 |
インターネットユーザー数 |
1億1890万人 |
ソーシャルメディアの利用者数 |
7800万人 |
1日のインターネット利用時間 |
3時間45分 |
1日のソーシャルメディア利用時間 |
36分 |
インターネットユーザーの 平均ソーシャルメディアアカウント数 |
3.7個 |
ソーシャルメディアビジネス利用割合 |
6.1% |
表 日本で利用されているソーシャルメディア
順位 |
ソーシャルメディア名 |
利用割合 |
1 |
YouTube |
75% |
2 |
Line |
67% |
3 |
|
49% |
4 |
|
36% |
5 |
|
33% |
6 |
Ameblo |
22% |
7 |
Facebook Messenger |
11% |
8 |
Skype |
8% |
終わりに
いかがでしたか。各国の人気ソーシャルメディアを知ることで、その国における最適なプロモーションの形が見えてきます。グローバルマーケティングに携わる際には、各国における主要ソーシャルメディアの調査をすることを忘れないようにしてください。その他の国におけるソーシャルメディア事情についても随時更新する予定です。
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