COLUMN海外メディア戦略コラム
世界でバズった動画(2020年上半期)
世界では動画マーケティングの人気が着実に高まっています。動画はテキストや画像ベースの投稿に比べ、より強いインパクトを与えるとともに、長期にわたって記憶に残ることが示されています。動画マーケティングの重要性はますます高まっており、世界では81%の企業が動画を用いたマーケティングに取り組んでいると報告されています(参照)。
しかしながら、動画マーケティングを始めたにも関わらず、なかなか成果につながらないのも事実。動画をバズらせ、大きなPR効果を得るためには、世界でバズった動画からヒントを得ることも大切です。そこで本記事では、2020年の上半期に世界でバズった動画6選を紹介します。
black pinkのPVが24時間再生数の世界記録を更新!
動画はこちら
韓国の人気アイドルグループ「BLACKPINK」が2020年にリリースした楽曲「How You Like That」が、YouTube公開後24時間の再生数新記録を打ち立てました。2020年6月26日にリリースされた当動画は、リリース直後からものすごいスピードで再生数が上昇し、24時間が経った時点で、8630万回再生数を記録したのです。現在(※2020年8月7日)では、3億9000万回を超える再生数を記録しており、4億回再生も近いうちに達成するだろうと考えられています。
韓国の音楽メディアは、YouTubeを活用した動画マーケティングに非常に熱心に取り組んでおり、ファンも新曲がリリースされたらYouTubeで視聴する、というのが当たり前になりつつあります。YouTubeという無料のプラットフォームを効果的に活用し、新曲PRの王道ルートを作り上げた動画マーケティングの成功例と言えるでしょう。
静岡県伊東市のプロモーション動画が世界で2000万回超え!!
公式チャンネル:YouTube
2つ目に紹介するのは、なんと日本が世界に発信した動画です。静岡県の伊東市は、2020年に伊東市をPRする動画をYouTubeにアップロードしました。動画数はたった1つであったにも関わらず、日本の古いよき伝統を思い起こさせる動画が世界で話題になり、SNSを通して拡散。現在、2000万回を超える再生数を獲得しているのです。
どの国の人々であっても理解できるように、映像とBGMのみを利用して動画を作成。タイトルや説明欄には、英語と日本語を用いて文章を記載することで、世界中の人々が楽しめるように工夫されています。
YouTubeを通した動画マーケティングは、今から始めても遅いのではと思う方も多いと思いますが、伊東市のPR動画のように、バズればものすごい成果を収めることもあります。これから動画PRを開始する方は、ぜひ参考にしてほしい動画の1つです。
家にあるものを用いて作った創作ドミノに賞賛の声
公式チャンネル:YouTube
長年にわたって創作ドミノを作り続けている「Cree」さんの超大作が、世界で話題となりました。Creeさんは、身近にあるものだけを利用して、手作り感満載の巨大なドミノを制作しました。中には予定外の動きをしそうな道具も含まれており、何度も試行錯誤を繰り返して完成させたドミノであることが、視聴者側にもよく伝わってきます。
Creeさんは、動画の撮影も1人で行っており、動画編集も行っていないことから、加工が一切ないことを強調しています。安定性のないアイテムが次の仕掛けに向かって動く様子は、視聴者をハラハラさせ、3分強の動画から目が離せません。
動画の最後には、コロナに関連させたメッセージとして、ステイホームや家で楽しむことの重要性を伝えています。視聴者を引きつける動画を作る際のヒントとして、学びの多い動画と言えるでしょう。
感動はいつの時代もバズる要素。ロバと再会した男
公式チャンネル:YouTube
ロバと再会した様子を映した1分程度の動画が世界でバズりました。言語はスペイン語のため、英語圏の人々からは内容はわからないのですが、飼い主とロバが再会した際の感動的な様子は、言葉の壁を超えて世界中からの共感を獲得。ロバと飼い主が再会を泣きながら喜ぶ様子に、多くのコメントが寄せられました。感動はいつの時代でも多くの人々に受け入れられることを教えてくれる動画です。
最後に驚きの結果が!たった11秒間の動画が1500回再生
Sick flip bruh pic.twitter.com/gADC0Qs213
— D & Beës (@human_not_bees) February 19, 2020
月19日にTwitterに投稿された11秒間の動画が、1500万回の再生数を記録しています。ハイヒールを履いた男性が現れ、何かをしようとします。多くの人は、このハイヒールが導く展開に注目したことでしょう。しかし、最後には驚きの展開が!だれも予想だにしなかった展開に、多くのコメントが寄せられるとともに、Twitterを通して大拡散されました。
展開のおもしろさと、最新の映像技術を融合させた優れた短編動画と言えます。
子どもの豊かな発想は大人のアイデアを超える?!
My kid wrote a song called,
“I Wonder What’s Inside your Butthole” Quite honestly, it slaps. pic.twitter.com/A65m6XeZ2r— Lisa Shmeesa 🦎🦎🦎 (@LisaRieffel) May 2, 2020
小さな女の子が自らで作曲した歌を、ギターを弾きながら歌う動画が800万回を超える再生数を記録しました。歌の中身は、「肛門の中身はどうなっているの?」というもので、純粋無垢な子どもの率直な疑問に、世界中から共感の声が多数。女の子が一生懸命に歌う様子のかわいらしさも相まって、急速なスピードで拡散されました。
動画をバズらせるアイデアは、ごく身近なところに転がっていることを教えてくれる動画です。
終わりに
世界でバズった動画6選を紹介しました。上記の動画からもわかるように、動画がバズるのには理由があります。上記の動画がなぜバズったのかをよく考え、自社のマーケティング戦略に組み込むことで、あなたの動画もバズる可能性が高くなるはずです。
弊社では、世界のさまざまなPR成功例から得られた最新の知見を多く所有しています。もしPRやマーケティングに関してお困りでしたら、ぜひ弊社までお気軽にお問い合わせください。問い合わせはこちら。