COLUMN 海外メディア戦略コラム

ビットコイン 世界の報道傾向あれこれ

最近では、日本の主要メディアのニュースで、ビットコインの名前を見ない日はありません。日本において大きな注目を集めているビットコインですが、世界ではどのように報道されているのでしょうか。

本記事では、ビットコインの基本を整理するとともに、世界におけるビットコインの報道について紹介します。

そもそもビットコインとは?

ビットコインとは、インターネット上で利用できる「仮想通貨」の一種です。仮想通貨という名前からもわかるように、ビットコインは「現実には存在しない通貨」です。法定通貨と交換することで獲得でき、インターネット上での売買や外貨の購入などができます。

ビットコインで注目すべきは「経済活動を円滑に進めるために作られた仮想の通貨」であるという点です。

各国が発行する通貨は、基本的にはそれぞれの国でしか利用できないことに加え、外国で通貨を得るためには、一定の手数料を支払って両替する必要があります。しかしビットコインは、世界共通の通貨であるため、国境を簡単に飛び越えることができます。インターネット内という制限はあるものの、利便性の上では高い可能性を秘めているのです。

一方で、ビットコインの最大の不安材料は、実際には存在しない通貨であるという点です。実際に存在しない通貨を信頼できるのかどうかが大きな論点になり、多くの人々は、ビットコインの購入を避けてきました。

しかしながら、コロナによって世界中の株価が大暴落した2020年、ビットコインの価値が大きく跳ね上がりました。特に2020年の終わりから2021年にかけて、ものすごいスピードで値上がりし、現在、「仮想通貨バブル」とも呼ぶべき現象が起こっています。今買うべきかどうかでお悩みの方も多いことでしょう。

 

ビットコインのこれまでの流れ

現在は、1ビットコイン当たり400万円ほどを推移しているビットコインですが、2012年までは1ビットコイン当たり1,000円程度で取引されていました。

ビットコインの値段が大きく跳ね上がったのは2013年で、2013年11月には10万円を突破し、100倍以上に値段が跳ね上がりました。その後、ビットコインは長期的な下落相場を迎え、2015年には2万円まで下がりました。

ビットコインが再度注目を集めたのは2017年です。2017年1月に10万ほどであったビットコインは、2017年11月に100万円を突破し、12月には「2,332,385円」という最高値を更新します。

しかしながらビットコインは2018年に再度下落します。2018年の最安値は「350,853円」となり、ビットコインで資産を大きく減らす人も大量に出現しました。2019年には100万を再度超えるも、再び下落相場に入り、2019年の終値は76万円台でした。

このように激しいアップダウンを繰り返してきたビットコインですが、2020年にバブルともいえる全盛期を迎えます。2020年に世界中がコロナに苦しめられ、全世界同時株安が進む中、ビットコインも同様に、3月に急激な下落を見せます。3月12日に80万円台だった価格は、3月13日に40万円台まで下落したのです。これを受け、世界中がビットコインの危険性を報道しました。

しかしながら、ここからビットコインの巻き返しが始まります。3月の終わりから上昇傾向に入ったビットコインは、5月に100万円を記録すると、11月に200万円を突破。2021年1月1日には300万円の壁をも突破し、1月7日には400万円を超えました。

そして現在は、300~400万円を行き来する展開になっています。ビットコインによる億万長者も多く出現し、世界中で関心が高まっているのです。

 

世界におけるビットコインの報道

ケンブリッジ大学の調査によれば、2020年の第三四半期の時点でビットコインを所有している人数は「1億人」を超えていると報告されています。現在の世界人口が約76億人であることを考えると、ビットコイン参入者は未だ1%強ですが、確実に知名度はあがり、一般化してきました。

また、世界の経済バランスを大きく揺るがす可能性のあるビットコインには、世界中の金融機関が注目しており、世界の主要メディアにてビットコインの話題が取り上げれらることが増えてきました。

その中でも、影響力が強いと考えられる報道(2021年1月中)を抜粋して紹介します。

 

バックトは2025年までに仮想通貨市場が5倍になると予想

2021年1月12日に、アメリカデジタル資産金融会社であるバックトは、株式公開に関する投資家向けの説明会を開催しました。その中で、仮想通貨市場は2025年までに5倍に成長し、3兆ドル規模になると予測しました。

非常に強気な見通しとする見方もある一方で、ビットコインの価格は2020年に4倍になっており、約5年後にさらに5倍になっていることは十分考えられる数値だと考える人も多くいます。

 

UBSが仮想通貨の価値がゼロになる恐れを指摘!

スイスに本社を置くグローバルな金融機関であるUBSグローバル・ウェルス・マネジメントは、仮想通貨の価値が将来的にゼロになる可能性があると警告しました。

UBSは、ビットコインの価格は短期的には値上がりを続ける可能性があるものの、長期的には存在が脅かされるリスクがあるとし、投資規模を失ってもよい額に絞るべきだと投資家に対して助言しました。

クオンツ投資会社の調査担当者が「ビットコインは操作されている」と指摘

ビットコイン市場に長く関わってきたクオンツ投資会社の調査担当者は、最近のビットコインの値上がりについて、ビットコイン市場が操作されている公算が大きいと警告しました。

ビットコインの操作疑惑については、さまざまな意見があるものの、ビットコインで稼ぐ以上に、ビットコインで資産を失う可能性のほうが大きいと指摘。ビットコインバブルの闇について言及した形です。

 

グッゲンハイム・パートナーズはビットコインが2万ドルまで下落する可能性を指摘

アメリカに本社を置くグッゲンハイム・パートナーズの最高投資責任者は、上がりすぎたビットコインの価格を不安材料にあげ、メディアの取材に対して2万ドルまで下落する可能性があるとコメントしました。

グッゲンハイムはビットコイン価格が1万ドル付近で取引されていた時期にビットコインへの投資を開始し、長期的に40万ドルまであがる可能性を秘めていると語っていましたが、2021年初頭にみる狂気じみた値上がりにより考えを一転させました。

 

終わりに

ビットコインについては、日本でもさまざま意見があるように、世界の関係機関の評価についてもさまざまです。どの意見を信じるのかについては個人の裁量となりますので、参入予定の方は慎重に検討することをおすすめします。

今後テクノロジーが進むにつれ、これまでは存在しなかったものが急に出現したり、価値を持ち始めたりします。新しいブレイクにのるためには、最新の情報に対して敏感になることが重要です。本サイトでは、世界の気になる情報を積極的に配信していきますので、ぜひまた遊びに来てください。

コラム一覧に戻る